「ハルマチ」は高齢者施設と地域が混ざり合うところに現れる、不思議な街です。
この舞台に足を踏み入れると、あなたは「ハルマチの住人」という登場人物 になります。
目まぐるしい日常に疲れたら、コーヒーを飲みにきた り、おじいちゃんおばあちゃんとお話ししたり、子どもたちと遊んだり、寝っころがったりしに来てください。
晴れの日も、風の日も「ハルマチ」はいつでもあなたを待っています。 

柳雄斗

ハルマチ野外演劇プロジェクト

アーティスト:柳雄斗

稽古場の風景:7月1日(水)〜2021年3月31日(水) 予定

最終公演:3月20日(土)春分の日 14:00-/17:00- 全2回

場所:そんぽの家S嵯峨野(サービス付き高齢者向け住宅)

〒616‒8312 京都府京都市右京区嵯峨野清水町10

助成:京都市文化芸術活動再開への挑戦サポート交付金

※参加方法などの詳細は準備が整い次第、このHPにて発表します。

お手伝いする子どもたち
お手伝いする子どもたち
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住人さんが育てた野菜
住人さんが育てた野菜
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朝の風景
朝の風景
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青空会議
青空会議
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消毒液の棚作り
消毒液の棚作り
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オープンコール
オープンコール
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ハルマチ野外演劇プロジェクトとは、

京都嵯峨野にある高齢者向け住宅 「そんぽの家S嵯峨野」で行われる「アートプロジェクト× 野外演劇」です。

施設の野外広場に出現する架空の街『ハルマチ』を舞台に、高齢者や地域住民との日々のコミュニケーションを「稽古場の風景」と見立て、春分の日に「野外演劇」を行います。

高齢者向け住宅に住む人たちが「施設に入居している」という感覚から、「この地域に住んでいる」という身体感覚を得られるマチ、地域の人たちや訪れた人たちがここで過ごすことで白昼夢を見たような演劇体験ができるマチを一年を通して作ります。

日常の遊び
日常の遊び
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豆を挽く
豆を挽く
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weather coffee
weather coffee
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ハルマチのお店たち

この街のお店は大事な舞台美術。そんぽの家に入居する高齢者、地域の人たちの得意なことを生かしたお店が出店し、ハルマチ住人としての役割を楽しんでもらう。地域住民の井戸端会議や、子どもたちの遊び場としても機能し、街で起こること全てが物語を孕んだ演劇作品となっていく。

Weather Coffee Shop

8月1日(土)にオープンしたコーヒーショップ。毎週土曜日13時からハルマチに出現する。コミュニケーションの始まりは天気の話題から始まる。コーヒーカップには明日の天気が印字されている。このコーヒーショップの売り上げによって野外屋台が出来上がり、日々進化していく。店主は柳雄斗。

せみのぬけがらやさん

近所に住む少年二人によるお店「せみのぬけがらやさん」。

そんぽの家の前で5歳の少年2人組が蝉取りをしていたところ、蝉の羽化に遭遇。一緒にセミの羽化を見守った。ハルマチの計画を話したところ、自らもお店を持ちたいと希望があり、彼らのコレクションである「せみの抜け殻」を展示、販売するお店がオープンした。葉っぱ一枚で抜け殻一つ購入可能。無人販売にも対応。 週末や夕方、運が良ければ店員さんに出会えるかも。今後のコレクションや新しい商品も続々入荷。

せみのぬけがらやさん
賭場 伊香屋

賭場 伊香屋

そんぽの家に住む伊香さんの得意なことは将棋。しかしここには将棋を打ってくれる人がいない。将棋を打つことが日々の喜びである伊香さんに誰でも挑戦できる「賭場 伊香屋」がオープン。 将棋、囲碁、五目並べで伊香さんに勝利するとハルマチのお店で使える商品券がもらえる。

日々少年少女が挑戦しているが未だ勝利する者は現れない…

今後OPEN予定のお店たち

駄菓子屋 幻

そんぽの家Sの住人さんが番台をつとめる1日に1時間だけオープンする「幻」の駄菓子屋さん。「幻」と出会えたならば、見逃すことのないように…

駄菓子屋 幻

無人販売所 萬亭

ハルマチにある無人販売所。お野菜だけでなく、子どもたちが公園で拾った宝物や、珍しい形の石ころなども販売します。

ブティック 白昼夢

ハルマチの住人や作家が作ったハルマチオリジナルのTシャツやグッズを販売します。

 お手伝いシステム「あ券」

ハルマチに貢献してくれた住人には「あ券」が発券される。「あ券」は駄菓子屋やweather coffeeで50円のアイス一本と交換できる。

「あ」はありがとうのあ。「あ」はアイスのあ。

柳 雄斗(やなぎ ゆうと)

2019年東京藝術大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。

車の中や福祉施設、ワンルームマンション、街中など、劇場という場所にとらわれず、日常と非日常が交差する演劇表現を実践。

森山開次×ひびのこづえ×川瀬浩介の《LIVE BONE》(2013)にダンサーとして出演、チェルフィッチュの演出助手を務める。

TURNプロジェクトにて、マイノリティの人々との共同制作の他、新潟県十日町市莇平集落にて半年、2019年度そんぽの家S王子神谷にて1年間のアーティスト・イン・レジデンスを行うなど、様々な領域を横断的に活動している。

アーティスト・イン・そんぽの家S王子神谷2019

柳雄斗はレジデンスアーティストとして高齢者向け住宅に1年間住み、滞在制作を行いました。

 

【代表的な作品】

・アーティスト・イン・そんぽの家S 王子神谷2019テーマソング『ハロー』

・水よう子どもカフェ

・裏ラジオ体操

・バーまぼろス

・harumachiデビューライブ

「ハルマチ野外演劇プロジェクト」と、アーティスト・イン・そんぽの家S嵯峨野

 

「アート×福祉」 をテーマに「多様な人々が共生できる社会」を考える東京藝術大学履修証明プログラム『Diversity on the Arts Project』(通称:DOOR)から一年間にわたる長期レジデンスプログラム『アーティスト・イン・ そんぽの家S嵯峨野』が始動しました。 2020年7月1日より、京都嵯峨野にある高齢者向け住宅にアーティストの柳雄斗が一年間住み込み、 高齢者や地域住民とコミュニケーションしながら日々制作を行っています。 

その日常から誕生したのが「ハルマチプロジェクト」です。  

 

「ハルマチ」は、日々の交流がもたらす風景を「稽古場」として捉え、来春の「野外演劇の上演」に向け高齢者向け住宅の屋外を舞台に様々なワークショップや芸術表現を実践する「野外交流型演劇アートプロジェクト」です。

 

「ハルマチ」という言葉には「コロナが明ける春を待つ」という思いや「時代に呼応した新しい表現が生まれる街」という意味が込められています。

このマチでは、アーティストとの交流によって日常的にもたらされる出来事によって登場人物が増えてゆき、実際に高齢者や地域住民が番台を務める店が出来ていく事によって、舞台美術が立上がります。そしてそこに遊びにあるいは憩いに来る人々がやってくるでしょう。

やがて野外広場は施設と地域が混ざり合い、日常と非日常が溶け合う街〈劇場〉に生まれ変わります。